上手い下手は変えられない

ぼやき…(最近ぼやきばっかりだけど)

我、思う。上手い下手って、努力じゃ変わらないと。

例えば、私はそこそこ周囲から評価される大学を出ていて、資格をいくつも取っているから、周りの人は「勉強が得意」だと思っていると思う。

でも私は勉強が苦手だと自覚しているし、いい大学に入れたのも、資格を取れたのも、得意なんじゃなくて、ただ単にガリ勉したからである。

ガリ勉したから、結果が手に入っただけであって、ガリ勉しても「勉強が苦手」が「勉強が得意」になるわけではない…。

それは勉強以外のことにも、ピアノにも、絵にも、何にでも当てはまる思う…。

得意か不得意か、上手いか下手かというのは、人によって生まれながらに決まっていて、変えられない。努力によって結果を得ることはできるけど、それはあくまで「努力して得た結果」にすぎず、上手い下手という人間の性質を変えたことにはならない。

女性がめっちゃくちゃ筋トレして超絶ムキムキになっても男性になれるわけではないように…。

ピアノが下手な人は、超絶努力して正しい指導のもとで1日何時間練習したとしても、「努力によって上手く弾けるようになった」というだけで、「ピアノが上手」には決してなれない…。

逆に、「ピアノが上手」な人は、初心者のうちは弾き方をわかっていないからぎこちなく下手に聴こえるだけで、もう初心者のうちから「上手い」のだ。

だからといって、じゃあ努力するのやめた!って言いたいわけでもなく、下手だろうが上手だろうが、自分のやることには変わらない…けど、「ああそうか私はピアノが下手なのか」ってずーんと落ち込むことがある。

今後、めっちゃくちゃ頑張って例えば英雄ポロネーズが弾けるようになったとしても、「努力で弾けるようになった」というだけで、ピアノが上手い人の側には決して行けない…まぁ英雄ポロネーズは努力しても今世では弾けなさそうだけど…。

仕事は仕事でどれだけ業務外に勉強しようと、資格を次々と取ろうと、理系の人には決して勝てない…と肌で感じる、勝てないのに、プライベートを犠牲にして、一体何をやってる?私は?とむなしく…。

1%の才能と99%の努力みたいな言葉があるけど、確かに頑張れば99%まではいけるのかもしれない。でも理系の人がもってる残り1%を私は決して得ることができない。勝てない…勝てないのだ、結局。徒労…向き不向き、得意不得意、上手い下手、変えられないものは確かにある。

努力で得たものは、しょせん努力で得たものでしかなく、偽物であって本物じゃない。周りから評価されたとしても、単に努力しただけのことで、評価に値するものじゃない。残り1%をもってる人には敵わないのだから…。

とまぁ、そんなことを考える…。

まぁ仕事はともかく、ピアノは別に生計がかかっているわけじゃないから、生まれながらに下手であっても支障はない…下手であっても「努力で上手く弾けるようになった」にはなれる可能性があるし、「楽しむ」ということができれば上手い下手など関係ないという次元にいける…可能性はある。

ただ、「上手くなりたい上手くなりたいって思うけど、上手い下手ってもう後天的に変えられないよなぁ」って思ったという、それだけ。

別にだから拗ねてもう練習やーめた、とか、練習しない言い訳をしたい、とか、そういうことではない…。ただそういうのって事実としてあるよな、ってだけ、ただのぼやき、でした。

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コメント (2)
  1. にぬふぁぶし より:

    クラシックピアノに上手い、下手は関係ないと思います。私は10年ピアノライフを送ってきて、さまざまな大人の方の演奏を見て、聴いてきましたが、「あの人は上手」「あの人は下手」と思ったことはないです。そういう尺度で見たり聞いたりしないです。なぜなら、芸術は人と比べるものではなく、あなたの演奏」はあなたにしかできない演奏であり、出せない音色だから。唯一無二の演奏、音色なのです。コンクールという、点数をつける世界がありますが(必要だからあるのでしょうが)、また、大人のピアノ愛好者でもその世界を好む方もいるようですが、点数で「上手い下手」を決めたり、第三者からそのように「決められる」ことに一喜一憂する暇があったら、練習に励み、一回でも多く「本番の演奏」を重ねることに、時間もお金も神経も使うほうが、ピアノ人生の肥しになる、と思います。

    1. すずか より:

      にぬふぁぶしさん、コメントありがとうございます!
      そうですね、どうしても「唯一無二の下手な演奏」よりは「量産品の上手い演奏」になりたいと思ってしまいますが、そのように思えるようになった方がピアノ人生を楽しめるだろうなぁとは感じます。
      そのような考え方になれるように、頑張ります。

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