発表会とは、萌えポイントを伝えること

教室の発表会が終わり、今は充実感のようなものと、寂しい気持ちが半々ぐらいです。

ピアノを再開してから発表会は初めてではなかったですが、ピティナとかサークルの発表会ってなんというか、「それぞれ勝手に練習してきた個人がたまたま同じ場所で発表する」だけなんですよね、言ってしまえば。

それに対して教室の発表会というのはずっと教えて頂いてきた先生や、同じ先生に教えてもらっている他の生徒の前で成果を発表するという場であって、他の生徒とは全然知り合いでもなんでもないんですが、連帯感のような、仲間のような感覚が少し自分の中でありました。(みんなはそう思ってないかもしれないが…)

私の教室は小さいお子さんが多いので、親御さんが席で我が子の晴れ姿を動画で撮ってたりしたのですけど。まぁ私はテラボッチフォーマーズなので子供とかいないので、彼らの気持ちを本当の意味で理解することはできていないと思いますが、なんというか自分の子供が舞台で綺麗なドレスを着て、人前で一人でピアノを披露するのって親からしたらすんごく喜ばしく、誇らしく、幸せな体験なのだろうなぁと思いました。(親の気持ちをわかったようなことを言ってすみません)

そんな子供たちの姿を見ていて自分もすごく勇気づけられたのもあります。

実はリハーサルで盛大に失敗して(めっちゃ滑るピアノだったというのもある)これマジやべーな、ピアノ滑るし弾ける気がしない、と思って結構絶望的な気分だったんですけど、一人で弾き切る子供たちの姿や、その姿を動画におさめる親御さんたちの姿を見て、大事なのは成功とか失敗とかじゃないなといい意味での開き直りができました。

成功とか失敗とかじゃないというのは、うまく弾けなくてもいいからできることをやろうという意味であり、できることをやろうというのは、

いいかお前ら、この曲の萌えポイントはここだ!!!!!

わかったか?

心して聴け!!!!!!!!!

ということをできる限り伝えるということです。

私は発表会で演奏を披露することで、「この人ピアノうまいな」と思われたいのか?いや、違う。私はピアノがうまくないので、そんなことは思ってもらえるはずがない。それよりも、ここにいるお客さんたちに「モーツァルトいい曲だな」と思ってほしい!!!!!!私が「イイ!!」と感じたポイントをみんなにも「イイね!!」と感じてほしい!!!!!!!!!共感してほしい!!!!!!!!そのためにはミスがどうこうとかじゃなくて、とにかく萌えポイントを伝えることだけに集中して演奏しよう!!!!!!!!!!!!!

という精神状態になることができました。

その結果として、まぁ終始手が震えてたしミスとか弾き間違いとかペダル変なところで踏んだりとか色々ありましたが、萌えポイントは外すことなく、満足感のある演奏をすることができました。

まぁ、マジで滑るピアノだったので、演奏を聴いているときは拍手するとき以外ずっと手をグーにして、舞台に上がってからもお辞儀するとき以外ずっと手をグーにして水分を保つようにしたという涙ぐましい努力の結果でもありましたが…。

そして講師演奏の前に先生が「練習したことが出し切れなかったと悔しい人もいるかもしれませんが、ずっと練習を続けてきて、今この場所で弾き切ったことは素晴らしいこと」というような話をされて、先生の発表会にかける思いが伝わってきて、会場が一体となった気がして(私だけかも…)それもなんか良かったです。

テラボッチフォーマーズの私がこんなハートフルな体験をするときが来るとは…。

そんな感じで良い発表会でした。

思えば、再開してからの発表会…

1回目:マスクだと思って化粧してなかったらマスク取る決まりだった

2回目:せっかく化粧してきたのにマスク取るの忘れた

3回目(サークル発表会):化粧もしてマスクも外したが演奏がボロボロだった←会場のクーラーがめっちゃ効いてて寒すぎて手が痺れていた…

4回目(今回):化粧もしてマスクも外して演奏も満足!!!!

という感じで、ようやく満足いく発表会ができました。(化粧とマスクは甚だしくどうでもいい)

やはり私は、ピアノがうまくないので、みなさんが感動するような演奏などお届けできないのですが、「萌えポイントはここだーーーーーーー!!!!!みんな、わかってーーーーーー!!!!!」と伝えることならできるのだなと思いました。

そのためには、まずは自分が「マジこの曲萌えパネェ!!!!」と思える曲を選ぶことが一番大事だと思いました。自分が萌えていれば「ウヒョーー!!」というテンションで楽しく練習できるし、「この萌えをどう弾けば伝えられるか?」ということを考えながら弾き方を研究したり、音色の違いとか全然わからんのですけど、もしかしたら研究する中で音色の違いもわかってくるかもしれない。

次の曲はモーツァルトのソナタ7番ですが、この曲も萌えポイントがいっぱいつまっているので、頑張って練習していこうと思います。次の教室の発表会で弾くかどうかはわかりませんが、ピティナとかサークルとかで発表する機会があればいいなと思います。

余談。

まじ誰にも共感されないと思うけどピアノの滑り具合の違いって致命的すぎじゃない?まじ滑り具合の違いってピアノの違いとか鍵盤の重さの違いとかどうでもよくなるぐらいに私にとっては最重要なんだけど…(ああ~~どうせ共感されない!!!)リハーサルで「めっちゃ滑るピアノだ!!」ってわかったから水分を保つ対策をしてなんとかなったが、リハーサルがなかったら死んでたぞ????

みんなあんな滑るピアノでよく何事もないように弾けるなって思うんだけど子供ならみんなアコピを持っているだろうから(偏見?)滑るピアノ環境で普段から練習してるから慣れてるってこと?でもアコピでもレンタルルームによって全く滑らずとっても弾きやすいピアノとめっっっちゃ滑ってC durスケールすらまともに弾けないピアノがあるから別にアコピ全てが滑るというわけでもないんだよな。まじこの滑る現象なんなの????まじで。(そして共感されないし!!!なんでやね~~~ん)

とりあえず普段から滑るピアノで練習して慣れておく必要性を感じたのだけどどうすればいいんでしょう。電子ピアノに油を塗るしか思いつかない。

あとさ~~~

まぁ、ピアノが違うと弾きづらいってのはあるジャン?それで思った音が出ないとかはまぁあると思うんだけどさ~~~

なんでピアノが違うだけでペダルを入れる場所を間違えたりするん?ピアノの個体差全然関係ないやん?謎現象すぎやん/(^o^)\

読んだよ! 7
読み込み中...
                   

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です