私は、楽譜を見て弾くとき、書かれている音符を「ド」とか「レ」とかに変換せずに、直接「この形だったらこの鍵盤を押す」って感覚で弾きます。
(さすがに、超複雑な和音だったり、C7みたいな加線が何本もある音符は数えますが…←私は中央のドをC4とする派です)
なので、実は、自分が何の音を弾いてるのかがあまりわかっていないです。
メロディーとか、和音の一番上のように目立つ音や、ドミソのようなわかりやすい和音なら、耳に聞こえてくるので音名を覚えることができるのですが、よくわからない重音の進行や、4つも5つも重なってる和音だと、完全に楽譜の形⇒鍵盤でダイレクトに結びついてるので、それぞれの指が何の音を押さえているのかわかっていません。
これを書いている今も、ベルガマスク組曲プレリュードの最初の「ファファドドソー」の「ソー」の部分の和音ってなんだっけ?ってなっています。
その後の「ラシラソラソファレファレドシソレミ」は耳で聞いて覚えてますが、次の小節冒頭の和音もこれまたわかりません。(プレリュードの楽譜が手元にないと、なんのこっちゃって感じですね)
これで困るのが、暗譜のとき。
もっというと、暗譜が飛んだとき!!!!!
音を覚えてないので、「次の和音はソシドだな」みたいに復帰することができないし、指が覚えているといっても、「だいたい6度ぐらい開く形だったのは覚えてるけどどの音からどの音までの6度なのかわからない」みたいなことになってしまいます。
今のところ本番で暗譜する機会というものがないのでセーフですが、教室の発表会や、何かの発表会で今後暗譜する機会が出てくる可能性があるので、どうしよーってなります。
まあ、忘れたくても忘れられなくなるぐらい、弾き込めって話なのでしょうが…。
完全に感覚でピアノを弾く人ですね。
ピアノに限らず何事も感覚で生きている人間ですが…。
感覚でやって能力が高ければ、天才肌になるんでしょうけど、感覚でやって能力が低ければ、それはただの雑な人間です…。