もう3回目となれば慣れたピティナステップである。
もはやプロのピティニストであるといっても過言ではない。
ピティナだからといって特別なことはせず、朝15分の練習を変わらず続けることがプロのピティニストというもの。
そう、それが悲劇を引き起こすことも知らずに…
一通り弾いて、出発時間までまだあるからといってまったりと過ごすのがプロのピティニストの過ごし方。
今回は特に化粧もしないつもりなので気合いも入っていない。
プロのピティニストたるもの、化粧などせずとも内に秘める輝きがにじみ出るものなのである。
時計を見ると、そろそろ出発時間である。
重い腰をあげて着替え始めた私に、第1の試練が!!!
女装の後ろのホックが留まらない!!!!!!!!!!!!!
何度やってもスルリと指をすり抜けていくホック。
迫る出発時間。
クッ、ピティニスト、望み半ばでここで果てるか…?それとも破廉恥な姿を晒してまで本望を遂げるか…!?
まぁなんとかホックは解決して外に出ることに成功した。
ピティナといえば、集合時間にみんな集まって、各自の出番になるまで人の演奏を聴くというスタイルのはずだった。
少なくとも今までのピティナはそうであった。
しかし今回は…
会場の外に直近の演奏者の席が設けられており、それより後の演奏者は会場のビルにも入れない形式であった。
そして自分の演奏時間が近づいてくるとようやくビルに入ることが許され…
舞台袖に案内され…
スタッフが衝撃の一言。
スタッフ「荷物を持ったまま舞台に行って、近くのカゴに荷物を入れて弾いて、終わったら荷物を持って上手(かみて)に退出してください」
ドライブスルーかよwwwwww
ドライブスルー形式のピアノ発表会とか初めて聞いたぞwwww斬新すぎるwwww
そんなこんなでカバンを持って舞台に出る…。なんか、指示があったとはいえ、こんな荷物持ってていいのか?なんか、
ちょっと近くまで寄ったんで弾きにきました~ε=(`・ω・)ノ
みたいな感じじゃね?/(^O^)\
そして弾き始める!
今日はスタインウェーイ!ウェーイwwww
弾き始めた瞬間、「あ、イスの位置右すぎるは」「滑らず弾きやすい鍵盤だ」という2つの思いが交差する!
弾きやすい鍵盤ということもあり、途中までかなりいい感じ!でもイスはやはりちょっと右すぎるな…。あとなんかペダル踏むたびに靴が少しずつずり落ちていく…ちょくちょくポジション戻さないと…
などと考えている最中、突如として暗譜が飛んだ。
まぁ暗譜が飛んだというか、
ジャーン!→あれ?なんか音ちがくね?→ジャーン!→あれ?でもこの音になるな→ジャーン!→これでよかったっけ?なんかちがうような…→ジャーン!→他の音が思いつかないからもうこれでいこう!
というかなり残念なものを披露してしまった…。
しかも、最終的に「これでいこう」の結論になったなら最初からその決断をしとけよ/(^O^)\何度も弾き直しした意味ナッシング・オブ・マイ・ピアノ/(^O^)\
まぁその後は復活してちょいちょいミスをしつつも自分としてはいい感じに弾けた気がする。
そして終わった後、カバンを持って、
じゃ、私はこれで帰りま~すε=ε=ε=┌(`・ω・)┘
みたいなノリで舞台から出る。なんだ、この、なんともいえない感覚は…。
スタッフ「講評は10分ぐらいかかるのでビルの外で待って、時間が経ったら取りにきてクレメンス」
だからドライブスルーかよwwww
ドライブスルーで講評をもらったのでその場で開けて読みます!!!!!
先生1「左手をもっと抑えましょう」
先生2「色んな音色を使いましょう」
先生3「左手をもっと抑えましょう」
あ、これ、レッスンでやったところだ!!!!!
全然身についてないやんけ!!!!!!!!!!!!!!/(^O^)\
まぁ確かに、弾いてるときに「これ左手うるさすぎるな」と思ってましたけどね!!!!ええ!!!!
本日の教訓。
~進研ゼミでやったところだからといって、解けるとは限らない~
現場からは以上です。
すずかさん、こんにちは。突然のコメントすみません!ピティニストとしてつい…。
ドライブスルー形式、まだやってる会場あるんですね。感染対策のつもりなんでしょうが、荷物持って入退場なんて講評付ストピみたい。ピティナの謳う『感動のステージ演奏体験』とは異なるから値引きしてくれたらいいのに~。
momokaoyuyuさん、コメントありがとうございます!ピティニスト仲間ですね!
ドライブスルー形式、他でもやっていたところがあるんですね!?
講評付きストピ、まさにそれです/(^o^)\
ご時世とはいえ、審査員オンリーで、一般のお客さんの前で演奏できないのはなんとも寂しいです…。