左右の手を別々に動かすということ

ツェルニー30番を始めて、今までいかに「自動モード」で手が動いていたかを実感しています。

左右の手を別々に動かしていると思いきや、メインの手にだけ意識が向いていて、もう片方の手は自動モードで勝手に動いているだけだったんですよね。

改めて両方の手に意識を向けようとすると全然できてないなってことがよくわかります。

右手でレガートにメロディーを弾きながら、左手のフレーズも歌わないといけない。左手を歌おうと意識を向けると、今度は右手が自動モードになってしまう。

左右の手を本当の意味で動かすこと、脳が同時に両方の手に指令を出して、指令の内容が合っているか耳で聞き取ること、それがものすごーーーーーーーーく難しいことだと痛感します。

いかに、今までやっていたピアノがおままごとだったかがよくわかります。

単に、楽譜通りに弾くのが難しい。とか、ミスせずに弾くのが難しい。とか、速く弾くのが難しい。みたいな表面的なことばかりで、ピアノの本当の難しさ、音楽の奥深さというものの片鱗すら知らずに長年ピアノをやっていたわけです。

歴ばかり長い割に、ピアノに対する理解が浅すぎてピアノをやってると名乗るのも恥ずかしいぐらいです。

そういえばバッハのインベンションも、主旋律を弾く方は目立たせようと意識するけど、もう片方の手は完全に自動モードで動いているだけですね。

これでは多声部の曲の練習というインベンションの目的を全く果たせていないですね。

レッスンに通ってみて、改めてツェルニー30番をやってみて、ピアノ歴17年目ぐらい(?)にしてようやくそれがわかったわけですが。

レッスンに通うことにしてよかった~。と思う反面、指摘されないと自動モードになってるかどうかわからない。レッスンでやった曲はいいけど、やってない曲に対する自信が皆無。

まあ、当分レッスンは続けるつもりなので、いいのですが…。でも、自主練習の曲を全部見てもらえるとは限らない…。

やっぱりインベンションも見てもらいたいな~。でも30分レッスンでツェルニーとインベンションと曲は…うーん、無理だー(TT)

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