いや~子供の頃を含めても、これだけ練習せずに発表会を迎えるのって初めてじゃないか??
というぐらいヤバイ状態。
子供の頃はある意味、
発表会の失敗=死
みたいな感覚だったから必死に練習してたけど、大人になった今では、
「別に私生活で関わりのない人に下手すぎwwと思われたところで人生に支障ないし。アドバイザーの先生は仕事だし必ずしも上手い演奏ばかりではないってことも想定の範囲内でしょ」
みたいな、変な開き直りがあり、危機感が持てずにいました…。ピアノを真剣に取り組んでいる人にとってはこんな考え方は軽蔑の対象でしょう。練習時間とか以前にこういうところに人間性のダメさが表れますね。
そしてコンビニでレターパックを買ったら想像以上にでかくて鞄に入らん。
コンビニから家までレターパックを手に持って帰りました…。これどうやって会場まで持っていけばいいんですかね…?
前回は、どうせマスクだと思っていたから化粧してなくて、蓋を開けてみたら演奏中はマスクを外す決まりだったので、ギャー!!となった。
今回も演奏中はマスクを外すかもしれないので、反省を生かして、ちゃんと化粧をするぜ!!!!
というわけでn年ぶりの化粧だぜ…。社会不適合者のようなことを言うが、身だしなみを整えるのは本当に苦手だ…。というか皆さん、女子(おなご)が化粧してるかどうかって判別つくんですか???私全然わからんのだが…。自分が化粧しても特に顔変わらないし…。(それは化粧が下手なだけ)
(判別できるかどうか、顔が変わるか変わらないかに関わらず人前ではきちんとした自分を見せるという心意気こそがマナーだ!と言われそうですね…すみません…来世はもやしに生まれる予定なので許してください…もやしとして生まれ、ナムルとして死にますから…←このフレーズ地味に気に入ってる)
とはいえ、一応、曲に合った色のアイシャドウなどをつけてみる。
そして一番深刻な悩みは…
このでかいレターパックどうやって持っていけばいいんだ?
いやまじで…。
普段レッスンに持って行っている楽譜を入れる用の鞄には入らないし…。
仕方なく、一般人を偽装するときに使う、横向きの鞄に無理やりねじ込みました。それでも鞄からはみ出している…これでは道行く人に「あの人レターパック鞄からはみ出してるwwww」って笑われてしまう…うう…これがレタハラか…辛い…。
ついたぜ!!!!
なんと、今回はホールです!!!!
しかもピアノはスタインウェイ!!!!!!!!!
これは、普段陰キャの私も思わず言っちゃうよね。
スタインウェーイwwwwww
そう、私はピアノの発表に来たのではない、スタインウェーイを弾きに来たのだ!!!!!!!!!!
という心構えで、案内を待つ…。(ドキドキ)
他の出場者が、「マスク外してもいいですか?」とスタッフに質問しており、「演奏中は外してもいいです」と回答があった。
よし、化粧してきた甲斐があったぞ…!
待機中…自分の鼓動の音が全身に響き渡る…。
前の人の弾いている曲が、私も過去に弾いたことのある曲だったので、膝でエアピアノなどをして「べ、別に緊張とかしてねーし」と余裕なフリを演出…。
そしていざ出番!!!!!!
前もそうだったが、待っている間は緊張してるけど、弾き始めると演奏に必死で自分の世界に入ってしまうので、舞台で弾いているという意識もなくなり、特に緊張を感じなくなる。
よし、出だしキマった。
テンポもいい感じ。
レッスンでやったことを思い出して…。
これがスタインウェーイwwwwの音色か…。
美しく響かせたい…。
響け、私のスタインウェーイ!
などと考えながら弾いていると、突如、大変なことに気が付いた…
あれ…?
ちょ、
ていうか…
マスクしたまんまやん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
嘘だー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
せっかく化粧までしたというのに!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
絶望的な気分になる…
何のために…
何のために苦手な化粧をしたというのか…
すべてはこのときのために…
スタインウェーイwwwでウェーイwwwwするためだったのに…
ああ…………
ご愁傷様…………
という内心はおくびにも出さず(当たり前)演奏を終了。
舞台でお辞儀するときも、
「ああ…マスク…こんなマスク姿で…ああ…違うんだ…そんなつもりでは…ああ…」
と無念のお辞儀でした。
演奏自体は、小事故がちょいちょいあったものの、自分の出せる力は出せたといった感じ。暗譜も飛ばなかった。客観的に見たら下手すぎ演奏なのだろうが、主観的にはこれが今の実力の限界なのだから仕方ない。とりあえず悔いはない。そう、マスク以外は…。
席に戻って他の人の演奏を聴く。演奏云々よりも他にマスクつけっぱなしの人がいないかどうか気になって仕方なかった。他の人のマスク状況をこんなに熱心にチェックしていたのは私だけだったであろう…。(そして皆ちゃんとマスクは外していました…)
そして、出演者の中に私の出身高校の女の子がいて、おっ!!!と思いました。(制服で出てた)
当時は音楽科は女子がほとんどで、みんな気が強いという噂だったので、普通科から見た音楽科=恐い女子がいっぱいいる組。という認識でしかなかった。今思えば、すごい才能を持った人の集まりだったんですよね…。いやー、今日出てたあの子も音楽の道で活躍していってほしいですね。(誰目線だ)(←OG目線…?)
そして、アドバイザーの先生の姿をちらちら見ていたら、かなり疲れている様子が見受けられました。そりゃ朝から何十もの演奏を聴き続けて、絶え間なくアドバイスを書き続けていたら疲れますよね。いやー聞き苦しい演奏を披露してしまって申し訳ない。ピティナステップという仕組みは趣味ピアノの人にとって大変ありがたく、ぜひ末永く存続してほしいので、関わって頂ける方に極力嫌な思いをさせないためにも、演奏者も精一杯努力をしなければいけないなと思いました。
会場を出るときに、ふとそこにあったホワイトボードに目をやると…
「舞台ではジーンズ、サンダル、云々…などのカジュアルな服装は避けましょう」
という張り紙がしてあり、
いやそれ会場で言われてももうどうしようもなくね?????
と思いました。
さて、私がレタハラに耐えながら苦労して会場に持って行ったレターパックが返ってきました!!!!
読みます!!!!!!!
先生1「生き生きと弾きましょう」
先生2「脱力しましょう」
先生3「ペダルに頼ってないとこが好感持てます」
前回のステップでは満場一致で「ペダルがだめです」だったこと…
そして、今回のコメント…
そこから導き出される答えはただ一つ…!
我がピアノ人生にペダルは不要!
もう古典派とバロックだけで生きていくわ!
余のピアノ辞典にロマン派以降の曲はなし!
不本意な結果となり大変恐縮ではございますが、何卒ご了承いただければ幸いです。ペダル様の今後益々のご活躍をお祈り申し上げます。
以上。
すずかさん、こんにちは。今回のやんごとなきストーリーもいつもに輪をかけて面白い!文才ありますね。たくさん笑わせてもらいました。化粧しても見た目が変わらないってことは、きっとすずかさんはすごく肌が綺麗なんでしょうね。せっかく気合い入れてお化粧していったのに残念。でも演奏中にそれに気づいても、満足の行く演技ができたなんてすごいです。私だったら頭の中真っ白になりそう。すずかさんは音高出身だったんですね。尊敬しちゃいます。
Gariさん、コメントありがとうございます!
前は真面目なピアノ練習ブログだったはずなのにいつの間にこの路線になってしまったのでしょうか…。
晴れ舞台でマスクは本当に残念でした/(^o^)\スタッフの人も何か言ってくれれば…(人のせいにするな)
あ、音楽科のある高校だったというだけで私は普通科です!音楽科の人々は本当に尊敬です…。
すずかさん、はじめまして! ぴあのりこと申します。
面白いので、最後まで読んでしまいました。
私はピティナステップ、マスクして弾きましたよ。
口元が寒かったので(ステップは9月だったのですが)。
そして、マスク持ち帰るの忘れそうだったので(^_^;)
他の人はマスク外して弾いてましたが、あまり気にならなかったです。
(演奏時は背筋に悪寒が走ることがありますが、なぜかマスクするとそういうことがなかったので良かったです。演奏はダメダメでしたが(笑))
ぴあのりこさん、コメントありがとうございます!
ブログいつも拝見しておりますm(_ _)m
マスク仲間がこんなところにいたとは!!しかもピティナステップの大先輩とあれば…これで「あの人舞台でマスクしてるwwww」というマスハラにも耐えられそうです…(?)
マスクはウイルス以外にもいろいろなものから守ってくれているのかもしれませんね…\(^o^)/
しかも、最近マスクで唇がかぶれて、タラコみたいになっているので、よけいにマスクが外せなくなってしまいました。
マスクと唇が接しないよう、マスクサポーターなるものを使ってますが良くならず困ってます(^_^;)
だから当分、マスク付けて演奏するつもりですのでご安心を(^o^)