私は、音楽は受け手がどう感じるかがすべてだと思う。
どれだけ作曲家が「このフレーズはこう感じてほしくて作ったんだ!」とか「この曲はこういう心情を表現したんだ!」と言おうと、受け手がそう感じないというのならば心を変えることはできない。
…だって、作り手が受け手の心を変えられるなら、私が丹精こめて作った数々の☆超☆神☆曲☆がもっと評価されないのはおかしいやん??????
聴き手は私のすんばらしくてたまらん曲を聴いて超絶やんごとなく感動するべきだ!!!!!!!
と思ってるけど、現実には誰もすんばらしい曲だと思ってないから、YouTubeの海の藻屑でしかないのですよ…(シクシク
そんな感じで音楽は受け手がどう感じるかがすべてだと思う。なんと説得力のある論理を繰り広げてしまった。
というわけで、今回はモツソナの2番について思ってることを好き勝手に書きますが、
「モーツァルトはそんなことを思ってこの曲を書いたんじゃない!!!!」
と思われるかもしれませんが、そのような声は…
聞こえません!(ババーン!)
とはいえ…
あ~~~~やっぱ本人いると緊張する~~~(><)
まず、次からレッスンする第一楽章なのですが…
この曲は、ヘ長調。ヘ長調といえば私はグレーがかったピンクのイメージ。というか「ファ」という音がピンク色に聴こえる。
が、この曲の冒頭、アルペジオで始まるこの雰囲気、なんかすごいオレンジ色を感じる。というか柑橘系の何か爽やかな印象(まるで私のように)。地中海みたいな雰囲気で(行ったことない)青空が広がっていて、強い日差しが段々になった街を照らしていて、屋根は白く、眼下は青い海、木々を風が揺らしていく…。
みたいな~~~ああ~私その街に住みてぇ~~異世界召喚されたい~~~~。
で、途中で出てくる三連符や、16分音符は利発そうなイメージで、学校。というか、家庭教師。まぁモーツァルトの曲はだいたい利発そうなイメージかもしれんが…(他の曲をあまり知らないのでわからんが)
白い街では金持ちは学校に行かない。自分で家庭教師を雇って勉強する。そんな金持ちの子供を相手に奮闘する家庭教師の物語…。
ソナタ2番第一楽章「青い海より風来(きた)る街」(オレンジじゃないんかーい)
で、最近譜読みをし始めた第二楽章…
この曲、参考音源を聴いてるときは「ふーん」っていう感想だったんですけど、自分で弾いてみると涙が出るほど美しい曲であるということがわかる。実際に涙は出ていない。
この曲は…何調か知らないですが、もの悲しくゆったりと始まる冒頭。そう、白い街でのあれやこれやはすべて過去の物語。帝国が滅亡し(帝国だったんかーい)街全体が廃墟と化してしまった。家庭教師ももういない。
誰もいない街の傍らで、海の青さが引き立てられる。帝国が栄華を誇っていたときも、人々が戦禍にあえいでいたときも(戦争があったんかーい)、そして何もかもが消えて過去の遺物となってしまった今でも、いつでも海は静かに凪いでただそこにあった。
…そんな廃墟と化した白い街の片隅に佇む、とある小さな家。窓ガラスが割れてしまって、白いカーテンが音をたててはためく。部屋は荒れ果ててぐちゃぐちゃだが、チェストの上に、まるでそこだけが何かから守られているかのように写真立てが飾ってある。
若い男女の笑顔。荒廃する前の街の記憶。過去のことが何もかも忘れ去られたとしても、この写真だけは永遠に朽ちることなく存在し続けるだろう…。
ソナタ2番第二楽章「遠き日に儚む」
そして第三楽章…は、参考音源を少し聴いただけで、まだ着手もしてないので、よくわかりません。
でもこれまでの物語の流れ的にも、明るく元気な曲調からも、だいたい予想はつきます。(なんの予想だ)
そう、そこは数世紀後の白い街…。国(帝政から共和制になった)は再び活気を取り戻し、広場は人で行きかう。文明も発達し、人々の暮らしはどんどん豊かになっていく。(あれ~でも第一楽章の段階で車とか存在してると思ってたけど。。。時代考証が甘い…)
が、かつてそこに暮らしていた人のことを、彼らは知らない。遥か昔に白い街で繰り広げられた人々の物語も、喜びも、悲しみも、すべては土に還り誰も知ることはない…。
~Fin~
って感じじゃね?いやー第三楽章に着手するのが楽しみですな。
しかし、上で音楽は自由だ~~~~~とか豪語したけど、さすがに怒られそうだな。
まぁ何が言いたかったかっていうと、モツソナ2番の第二楽章スゲーイイぞ!!!!ってことが言いたかった。
~Fin~
~おまけ~
どさくさに紛れて私の超絶やんごとなき☆超☆神☆曲☆を宣伝しておこうではないか。ていうか日本で(日本だけかどうか知らんが)SoundCloudみたいな音楽だけ投稿するサイトが流行らないのって、映像がついてればちょっと曲が微妙でもいい曲に感じるからなんですかね。ま、曲もダメ動画もダメな私が言えることではないがな。ワハハハ!悲しくナテキタ(><)