全然行ったことのない駅だったので、風景が新鮮。
見知らぬ町に行くのってめちゃくちゃ楽しいですよね。
こんなご時世じゃなかったら、旅行も兼ねて各地のステップを回りたかった。もっと早くステップという存在を知っていればよかった…。
会場に入ると、受付時間の少し前だったので、受付待ちらしき人がうろうろしていた。
廊下のスピーカーから演奏が聞こえる。なるほど、こうやって前の部の演奏が聴けるわけだな。
受付時間になり、受付。
パスポートをもらった!おお~これがパスポートか~!!!
少し奥へ行くと、前の部の演奏中の様子がモニターに映されていた。
そして気付いたことが二つ。
あれ…マスクしてない???
どうせマスクだと思ってたから、化粧してない!!!!!!!!!!!!!
(最後に化粧したの何年前だ?ってぐらい普段化粧しないけど、舞台でピアノ弾くときは小綺麗にしていくものだとは思っている。でもマスクだと思ってたから…)
動揺ポイント+10。ま、まあ、人が化粧してるかどうかなんて判別できないでしょ…(私ができないだけ)
そしてよくよく映像を見てみると…
あれ…?みんな、暗譜してる…?てか、譜面台が倒されてる…?もしかして暗譜必須なの…?
動揺ポイント+100。
動揺ポイント110を抱えたまま前の部が終わり、ついに出演する部に。
演奏の会場に入る~。
ちゃんと座る位置が指定されていて、椅子取りゲームみたいにならなくてホッ。
そしてお辞儀の流れとかもちゃんと指示があってホッ。
でも暗譜なの…?ねえ暗譜なの…?
家で練習しているときは、まあ暗譜で弾けなくもないけど、暗譜練習もしてないのにぶっつけ本番で暗譜は無理じゃね…?
と思いつつ、他の人が演奏している最中に、こっそりと楽譜を見る…。
せめて、崩壊したときのリカバリーポイントを決めておかないと…。
と、ここで私に転機が到来!!!!!
3番目の演奏者が、楽譜を持って舞台に向かい、譜面台を立て、楽譜をセットし、弾き始めたのだ!!!
よかった~!!!!!!!!!!!!!!!!!!!暗譜必須じゃなかった~!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
余裕が生まれた私は楽譜を眺めるのをやめて演奏に集中。
2番目までの演奏者よ、すまんな…。
でもグランドピアノの譜面台のセット方法なんて知らないので、できれば私の出番までこのままずっと楽譜見る勢が続いて譜面台立てたままにしてほしい!!!!
そんな願いが通じたのか、立て続けに楽譜見る勢の演奏が続く!!!
おお!!いい調子だ!!!!!
と思って、ついに私の前の演奏者まできました。
バッチリ、ドレスです。
ドレスということは、コンクールのリハーサルのために出ている人。
ということは、もちろん、暗譜。
スタッフによって非情に倒される譜面台…。
もはや、「譜面台を自分でセットできるだろうか?」というその一点だけで緊張しまくる私…。
そして私の番。
こういうのは、内心動揺していても平然と振る舞うのがいいのよ!
と思って、玄人っぽく(※主観)お辞儀をし、玄人っぽく(※主観)椅子の高さのチェックをし、そして譜面台の方に回り込み…
サッ、と持ちあげたら、サッ、と立てることができました!!!!!!
よし、今のところ「え?普段から譜面台の上げ下げぐらいしてますけど?」という雰囲気は崩れていない!!!(※主観)第一関門突破!!!!!!!
でもちょっと角度つけすぎたな…。
そして弾き始める私。
弾く前は緊張していたけど、演奏を始めると必死すぎて緊張とかを感じる余裕がない。
結果、今まで一番すんばらしくてサイコーな演奏(※主観)ができた!!!ミスもしてない!!!!
録音してなかったことをすごく後悔…。
そして出番を終えた私は、残りの演奏を気楽な気分で楽しむことができたのでした。
ピティナといえば手書きの講評が頂けるということで非常に楽しみにしていました!!!!
そして、ついに講評が手渡され…
封筒を開け…
読みます!!!!!
先生1「ペダルがだめです」
先生2「ペダルがだめです」
先生3「ペダルがだめです」
どんだけペダルだめやねん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!/(^o^)\
ペダルか~~~。確かに、ペダルの練習ってしたことないな。いつも雰囲気で踏んでるし…。ハーフペダルとかもやったことないし…。
あと、個人的に、講評で一番じーんときたメッセージ。
「10年ブランクの後、よくピアノの世界に戻ってこられました!これからは死ぬまで弾いてくださいね♡」
死ぬまで弾きます!!!!!!!!!!!!!!!!!!